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開口部で差が出る省エネリフォーム

住まいには多くの開口部(窓やドアなど)があります。この開口部で特に注目したいのが窓なのです。ガラスが2枚入った断熱性能の高い複層ガラスのサッシが基準になったのは、次世代省エネ基準からで、新省エネ基準ではまだ1枚ガラスですので、冬の暖房時に家の中から流出する熱のうち、5割近くが窓から流れ出しているというデーターがあります。つまり、古い家はエネルギーを垂れ流しているような状態になっているということなのです。

そこで、省エネリフォームの第一歩として、家の中でも熱の出入りが大きい窓の断熱性能を上げるということなのです。もともと窓は住まいの弱点となりやすい場所ですので、その窓の性能を上げることにより、家の中がぐんと快適になります。

窓の断熱リフォームには、ガラスだけ断熱ガラスに交換するという方法の他に、今あるサッシの内側にもう1つ内窓を取り付けて二重窓にしたり、窓ごと断熱サッシに交換する方法があります。

お勧めの方法は、エコガラスを使うということです。エコガラスとはレースのカーテンだけで次世代省エネ基準を満たすことが出来るガラスで、LowE複層ガラスと言います。

LowE複層ガラスとは、内面に特殊金属膜を設けた複層ガラスのことで、断熱性能が高く、結露も防いでくれますので、カビやダニの発生を抑えてくれるのです。このLowE複層ガラスは、今あるサッシのガラスだけを交換できるリフォーム用エコガラスもあります。

また、夏涼しくするには屋根裏の断熱リフォーム、冬暖かくするには床下の断熱リフォームが効果的なのです。屋根裏の断熱リフォームは天井裏に潜って吹き付けるだけの断熱材や、ゆかの断熱リフォームは床下に潜ってはめこむだけの断熱材があり、手軽な工事で大きな効果を期待できるものです。

省エネリフォームのすすめ

家が古くなったと言って老築化対策のリフォームをするのが一般的ですが、このリフォームの際に見直していただきたいのが、古い家の弱点でもある省エネ性能なのです。住まいにおける省エネと換気に関する性能はこの10年~20年の間に大きく進化しています。最新の性能に近づけるリフォームで、快適・安全な住まいを目指して下さい。

近年の異常気象や原発の再稼働凍結などエネルギーに関する問題が毎日のように報じられています。そこで、毎日を快適に暮らせるようにするなら、一見地味なリフォームのように感じますが、家の省エネ性能を上げるリフォームを行うのが一番の近道なのです。

家の省エネ性能とは、例えて言うならお湯が冷めない魔法瓶としての性能のようなものなのです。省エネ性能が高い家は、寒い冬を暖かく、暑い夏を涼しく過ごすことができるので、冷暖房に掛かるエネルギー負担が少なくすみますので、当然のことながら光熱費も安くなるという具合です。

住宅建築においては、その時代時代で「省エネルギー基準」という、省エネ住宅にするための指針が出されており、その基準を満たした家であれば省エネ性能が高い家ということになります。

しかしこの基準はだいたい10年おきに進化しています。つまり、古い家は古い基準に沿って建てられた家ということでもあるのです。その基準は、1979年以前に建てられた家については旧省エネ基準以前(つまり無断熱の家が多くあります)、1980年~1991年の家は旧省エネ基準、1992年~1998年の家は新省エネ基準、1999年以降の家については、次世代省エネ基準となっています。

今年(2013年)で築20年の家なら、ぎりぎり新省エネ基準ですが、それより古い家は旧省エネ基準あるいは無断熱の家も少なくはないのです。つまり、今年で築20年以上の家に関しては、エネルギーを無駄に消費しているといっても過言ではないのです。