玄関扉の基礎の基礎(4)

現在の住まいは高気密・高断熱が主流になってきています。そこで、断熱性を高めた扉も多く出ているのです。断熱扉の多くには、内側に断熱材を充填もしくは挟み込むなどして、冷気や暖気の侵入流出を抑える工夫が施された構造になっているのです。ガラスを用いたデザインの場合、複層ガラスなどを取り入れ性能を高めているのです。各メーカーからは次世代省エネルギー基準の地域区分に合わせた断熱仕様の商品が用意されておりますので、自分の地域区分と基準値をチェックしておくことも必要なのです。

その他、建築基準法では都市部や密集地など、防火・準防火地域を指定し、延焼の恐れがある開口部には防火戸の使用を義務付けていますので、家を建てる敷地条件を確認した上で、基準にあった扉を選ぶようにして下さい。

最近の商品の傾向としては、スッキリとした、シンプルなデザインや素材感や風合いに工夫を施した、ナチュラルな雰囲気を感じるタイプが増えてきています。また外観デザインに馴染むような色合いや木目調、アイアンやタイルなどを組み込んだ優しいデザインもあり、スリットや小窓などを配して採光が可能なタイプも増えてきているのも事実です。

各社より提案されているのが、通風可能な玄関扉なのです。扉のスリット部分などに窓を内蔵し、玄関扉を閉じたままでも通風・換気が可能なのです。また、既存のスペースに簡単に取り付けられることができるように工夫された、リフォーム向けの商品も見られるようになってきました。

性能が高まり、色やデザインのバリエーションも豊富になってきた玄関扉ですが、選ぶ際には、玄関のプランニングはもちろんですが、外観・門扉・フェンスなどとのコーディネートを考慮することが大切ですし、小さなお子さんや高齢者の居るご家庭では、玄関扉の開閉が楽に行えるか、買い物の荷物を持ったままでも開閉ができるかなど、日々の動きを考えながら選ぶことが大切なのです。