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室内ドアの機能とは(2)

住まいには換気がとても重要なのです。そこで、住まいの中に自然の風の通り道を確保することができる建具(扉・戸)も増えてきているのです。建具にルーバーなどを組み込んだり、欄間を組み合わせることが可能なタイプがあります。このような建具の場合、建具を閉めたままでも風を取り込むことができるとともにプライバシーも確保することもできるのです。

換気や通風が可能であるということから、湿気がたまりやすいトイレや洗面室など湿気がたまりやすい水回りには最適なのですが、ルーバーなどによって部屋の中の気配を感じることができますので、子供部屋などに取り入れてもいいといえます。

建具にもユニバーサルな考え方が必要な時代になってきたのです。高齢者の方や小さなお子さんでも使いやすく、安全に使えるような工夫を施した商品も多くみられるようになってきたのです。たとえば、2枚(3枚)連動のタイプの引き戸は、車椅子に座った方でも開閉しやすいですし、上吊りで床面がフラットになるタイプであれば、車椅子も通りやすく躓くといった心配もありませんので安心です。

少し開けば自動で全開し、自動で閉まる機能や自動でゆっくりと閉まる機能などをもった建具も増えてきているのです。こうした建具は、閉め忘れを防ぎたい場所や閉まるときの衝撃音を押さえたい場所などに向いており、また、高齢者の方の部屋や開けっ放しが気になるダイニングやキッチンなどに最適なアイテムの一つです。

その他、トイレや洗面などでは、緊急時に外から開けることができる機能を持つタイプや、浴室につながる洗面などにはチャイルドロックを取り付けられるタイプもよいといえるでしょう。

増改築リフォームを失敗しないために(2)

中古住宅を購入して、自分たちの好みに合わせてリフォームして快適な住まいに変身させるという人が増えているのですが、予定通りにリフォームできないなど、失敗する方もいます。

築年数が古い住宅の場合ばかりでなく、築年数が浅い中古住宅で、設備も内装も新しいのに失敗してしまったというケースもあります。

最初はキレイだったのに、だんだんカビの臭いがし始め、よく見ると壁クロスの裏側はカビで真っ黒になっていて、ほどなくして床下もブカブカになってしまったので、結局多額の追加リフォーム費用が必要になってしまったというケースがあるのです。

このケースの場合、無人の期間が長く、その間全く風通しをしてなかった家で見受けられる現象なのです。これは中古住宅に限ったことではなく、新築の分譲住宅やマンションでもあることなのです。なかなか売れずに残っている物件でも見られることがあります。

よく、人が住まないと家はすぐに傷んでしまうと言われますが、ほんとうにその通りで、住んでいる家だと人の出入りがありその度に換気が行われますが、空き家の場合そういったことがありませんので、こういった現象がおこるのです。言い換えれば、風通しなど日々のメンテナンスが行われていないと言えるので、結果的には、結露やカビが発生しやすく傷みが早いということなのです。

カビだけではなく腐食も進みやすくなっていますので、築浅の家でも壁や床の下地のリフォームが必要なケースもあります。

しかし、無人でも24時間換気システムの付いた家や、こまめに風通しやメンテナンスの行われていて、管理がしっかりした家の場合でしたら安心です。

中古住宅の購入前には、後から追加費用が出ないように、それまでどんな住まわれ方をしていたかも確認することが大切です。

換気の重要性

住まいで大切なことは断熱性能のほかに換気性があります。最近の住まいは高気密・高断熱が常識となっています。でもそれだけでは家の中に汚れた空気がよどんでしまいます。そこで大切になるのが換気性能なのですが、実はこの換気性能は、この10年で劇的に変化しているのです。その理由は、新築の家には、必ず「24時間換気システム」がついているのです。これはシックハウス防止のために、新築には必ず24時間換気システムをつけなければいけないと、2003年に法律により決まったからなのです。つまり、現在の住まいで、小さな子供からお年寄りまで、家族全員が健康に暮らすには換気が大切ということが認識されたということなのです。

ところで、シックハウスとはその名の通り、家が原因となって引き起こされる体調不良のことで、頭痛や目や喉の傷みなどがあります。シックハウスの原因は住宅建材から発生するホルムアルデヒドなどの化学物質が有名ですが、それに加えて厚生労働省では、高気密によって家の中にカビ・ダニなどが繁殖しやすくなっているのも原因の1つであるとしているのです。

ところが、木製の窓が付いている古い家や、スキマが多い家は強制的に換気をしなくても、自然に空気が入れ替わりましたので、それほど心配は要りませんでした。しかし今の住宅はアルミサッシが標準となっていますので、住まい全体の気密性も上がっているのです。

20年目のリフォームを期に、24時間換気システムを取り付けておくようにして下さい。シッカリとした換気設備があれば、化学物質を素早く屋外へ排出することができるようになるだけでなく、結露やカビを防いでくれますので、小さな子供から高齢者まで、家族全員が健康に暮らせる家になるのです。

省エネリフォームは、見た目があまり変わらないので地味なリフォームのように感じますが、住まいの快適度を大きく引き上げてくれる効果が高いリフォームですので、是非、検討してみて下さい。