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キッチンプランニングの基本(10)

キッチンをリフォームする際に、多くの方がシステムキッチンを取り入れています。システムキッチンは、加熱機器・シンク・水栓金具などの主な機能が組み込まれているキッチン部分と食器棚や食品庫・家電スペースなどの収納を目的とした周辺ユニットで構成されているのです。

プランニングの際には、キッチン部分のみを設置し、別に食品庫(パントリー)を設けたり、置き家具の食器棚を取り入れる方法もありますが、キッチン部分と周辺ユニットをⅡ列型に平行に配したプランや、キッチン部分の側面の壁を利用してL字型に設置したり、低めの周辺ユニットをダイニングとの間仕切りとすることもあります。

オープンなキッチンプランの人気が続いている理由は、ダイニングやリビングに目が届き、家族との会話を楽しみながら作業できる対面プランだけでなく、アイランド型や壁付けタイプなど、開放的なキッチンスタイルが定着してきています。

食事やくつろぎの場と空間的につながることで、システムキッチンは、インテリアとしての要素も重要なポイントになってきているのです。空間的なまとまりを感じることができるように、家具のようなデザインや扉材を揃えたシステムキッチンもみられるようになってきているのです。

周辺ユニットもキッチン部分とコーディネートできるタイプが揃っていますし、半透明の素材を用いて圧迫感を抑えた扉材、すっきりとした印象の天井までの引き戸などの提案もされているのです。

また、飾り棚を組み合わせり、照明に工夫を施すなど、見せることを意識したタイプもあります。

キッチン部分と周辺ユニットを組み合わせるメリットは、空間に統一感を得られるということなのです。また、空間に合わせて高さや奥行きを選ぶことができますので無駄なスペースが生まれないということです。さらには、壁付けタイプであれば地震の際に倒れず安心なことなどを挙げることができます。

いずれにせよ、家族構成やライフスタイルといったことを念頭において、プランニングすることが大切なのです。

キッチンプランニングの基本(9)

調理中の煙や臭い、湯気などを排気してくれる換気扇ですので、汚れるのも当然のことなのです。そこで、各メーカーの最近の商品の特徴は、まず、掃除のしやすさを高めているのです。フード本体やフィルターなどの形や加工に工夫を施したものが増えてきているのです。

フードであれば、シンプルな形状で不必要な溝や凸凹などを少なくし、汚れが溜りにくいものが多くみられますし、特殊加工したファンやフィルター、整流板を用いたり、フィルターそのものが無いタイプもでていますし、フッ素や親水コーティングなどによって、お手入れを楽にしたものもあるのです。

また、ダイニングやリビングと一体化したキッチン空間も増えてきたこともあり、デザイン性も高まってきているのです。システムキッチンのユニットにすっきりとおさまるような形状であったり、空間のアクセントになるような個性的なデザインや印象的な色使いのタイプも増えてきています。

最近の換気扇は、さまざまな機能を持たせたタイプも増えてきているのです。たとえば、加熱調理器をつけると自動的に換気をスタートさせる自動運転タイプであれば、付け忘れや消し忘れの心配もしなくてもよいですし、また、調理の煙や熱、油煙などをセンサーでキャッチし、自動的に最適な省エネ運転をするタイプやリモコンによって遠隔操作ができるものもあります。さらには、常時(24時間)換気タイプや上昇気流が弱いIHクッキングヒーターに適した捕集方式の商品も揃ってきています。

メーカーそれぞれの工夫がありますので、ショールームでは、実際に操作してみて、その使い勝手や動作音、メンテナンスのしやすさなどを確認することが大切だと言えます。

住まいづくりにおいては、計画的な換気プランが必要になります。キッチンの換気扇を選ぶ際には、建物全体の換気計画はどのようになっているのか、設計担当者にしっかりと確認をした上で、検討することが重要なのです。

キッチンプランニングの基本(5)

キッチンの換気扇ですが、レンジフードとも呼ばれ、機器としては、換気扇部分(ファン・システム)とフードに分けることができるのです。

換気扇の主な方式には、直接排気式(プロペラファンタイプ)とダクト排気式(シロッコファンタイプ)があるのです。直接排気式は、屋外へ直接排気できる場合に設けられるもので、取り付けも簡単で換気量も多いのがメリットなのです。一方ダクト排気式は、天井裏や壁などに施行されたダクトを介して、煙や湯気を排気口まで誘導する方法なのです。アイランドキッチンや対面式キッチンをはじめ、マンションや一戸建てでも多く用いられるようになっています。

フードの形状には、ブーツ型やスリム型、浅型などがあり、直接排気式にかぶせるだけのもの(フードカバー)とシロッコファンと一体になっているタイプがあるのです。最近では掃除のしやすい製品が増え、シンプルな形状で溝や凸凹などを少なくし、汚れが溜りにくいフード、特殊加工したファンやフィルター、あるいはフィルターそのものがないタイプもでているのです。その他、フッ素加工や親水コーティングなどによって、お手入れを楽にしたものもあるのです。

また、ダイニングキッチンやリビングと一体化したキッチン空間も増えてきたこともあり、デザイン性も高まってきているのです。空間のアクセントになるような個性的なデザインや印象的な色づかいのタイプもみられるようになってきたのです。

レンジフードの前面のFIX部分(幕板)をシステムキッチンの吊戸棚の扉と同じ素材に合わせることができるものもありますので、よりシステムキッチンとリビング、ダイニングとの一体感を演出することができるのです。

キッチンプランニングの基本(4)

最近のキッチンの主流はシステムキッチンなのですが、取り入れるアイテム(機能)によっては作業の効率が変わってくるものなのです。

システムキッチンの主な加熱機器は、ガスコンロとIHクッキングヒーターです。住まい全体のエネルギー(熱源)を検討すると同時に、ガスコンロにするかIHとするかの検討が必要なのです。その基本となるのが、ライフスタイルや家族構成、作業性、安全性などで、優先順位をつけることによりより分かりやすくなります。

では、それぞれの熱源について、メリットとデメリットを見ていくことにしましょう。ガスコンロですが、ガスコンロは、必要な火力を速やかに得られることができますので、炒めものなどに適していると言われています。カロリー数の異なるバーナーを組み合わせた3口タイプが一般的で、大きな鍋を並べることが出来るタイプや、メーカーによっては横に並ぶタイプもあります。各メーカーとも、温度調節や自動炊飯などの調理機能はもちろんですが、調理油過熱防止や感震停止などの安全性能も高まってきています。また、お手入れのしやすい五徳形状、汚れ落ちのよいガラス質やフッ素塗装のプレートなど清掃性もアップしています。搭載されている機能によって価格も変化しますので、必要な機能は何か、調理内容などを考えながら選ぶようにして下さい。

現在かなり普及しているのがIHクッキングヒーターなのです。熱源は電気で、仕組みは、磁力線によって鍋自体を発熱させ、調理をするというもので、長所は、直火ではありませんので、鍋をはずすと自動的に電源がオフになることなど、安全性に配慮されている点なのです。また、燃焼させていませんので、空気が汚れないということもメリットなのですが、使用できる調理器具に制限があり、調理方法に慣れが必要なこともありますので、ショールームで使い勝手を確認するようにして下さい。

キッチンプランニングの基本(3)

キッチンを考えるとき、ダイニングやリビングとの繋がりも考慮していくうえで、インテリアを左右するのが扉材なのです。扉材は価格にも大きく影響するパーツでもありますので、扉表面は、木製・塗装・オレフィンシート・ポリ合板・強化紙貼り合板・メラミン化粧板などがあり、それぞれ、メーカーや商品によって表面加工や仕上げはさまざまで、選ぶ際には、色や素材感などをショールームで実物を見て確認することが大切なのです。

また、カウンターやシンクによってもキッチンの印象は大きく変わります。カウンターの素材としては、一般的にはステンレスが主流で最近では人工大理石も増えてきています。またメーカー独自の樹脂のものもあります。ステンレスは比較的、低価格で、熱や汚れに強いために実用性に優れている素材といえるのです。

ステンレス製の天板にはエンボス(表面に凸凹)加工が施されたものが一般的なのです。人工大理石は、ポリエステル系とアクリル系があり、一般的に普及しているのはポリエステル系で、耐水性に優れており、アクリル系よりも安価といえるのですが、アクリル系は、ポリエステル系に比べて耐久性や衝撃性に優れているのです。人造大理石は素材感や色など、メーカーによってその特徴は異なりますので、充分に比較検討することが大切なのです。

また、システムキッチンにはさまざまな機器が組み込まれ、取り入れるアイテムによって、作業の効率も変わってくるのです。

組み込まれるアイテムには、加熱機器や換気扇、食器洗浄乾燥機などがあります。そこで、組み込まれる機器についても考える必要があります。

キッチンプランニングの基本(2)

キッチンを考えるとき、ダイニングなどとのつながり方で、オープンキッチン・セミオープンキッチン・クローズドキッチンに分類することができるのです。オープンキッチンやセミオープンキッチンは、作業しながら家族とコミュニケーションが取れるのがメリットなのです。クローズドタイプは、調理に集中することができますし、洗い物をそのままにしても気にならないことなどが調書として挙げられるのです。

最近は、開放的な対面式のセミオープンキッチンやアイランド型が人気となっていますので、メーカーからの提案プランもこのタイプが多くみられるのです。オープンなプランの場合、ダイニングやリビングとのインテリアコーディネートも重要なのですが、空気の汚れや臭い、水流音などへの配慮をすることも大切なのです。

また最近のシステムキッチンの傾向は、お手入れや掃除のしやすいことが条件となっているのです。さらに、収納の工夫が随所にみられるようになってきています。たとえば、形状を工夫したり隙間を無くすことで汚れが溜まり難くく掃除がしやすシンクであったり、不必要な溝や凸凹がなく表面加工の工夫で拭き掃除が楽な換気扇、汚れがついても落としやすい壁材などは標準仕様となっており、さらにはお手入れが楽な加熱調理機器なども増えているのです。

引き出し式の収納が主流となっているフロアキャビネットは、空間をより有効に利用し、出し入れのしやすい工夫が多く提案されているのも特徴で、細かなキッチンツールやカトラリーなどのスペース、鍋やフライパンなどが出し入れしやすいパーツなど充実しており、家電商品や食器、保存食などの収納に適した周辺ユニットの提案も多くみられるようになってきています。

システムキッチン全体のデザイン傾向は、シンプルですっきりとしたタイプが中心なのですが、家具ようなナチュラルな雰囲気のものや個性的な色や柄の扉、無垢材でできたキッチンなどダイニングやリビングとコーディネートしやすい商品も増えてきています。

キッチンプランニングの基本

新築やリフォームの際に取り入れるキッチン設備ですが、数多くのメーカーから、さまざまな商品が豊富に提案されています。いずれも性能や機能、デザイン性などが向上しており、使い勝手も高まっているのですが、この数多くあるキッチンの中から、間取りやライフスタイル、好みに合ったものを選ぶことは難しいものがあると思います。そこで、満足のいくキッチン選びをするためにはどのようにすればよいのか考えていくことにしましょう。

キッチン設備を選ぶ際には、まず、キッチン空間のプランニングを充分に検討することが大切なのです。家全体の間取りを考慮し、空間の広さはもちろんですが、ダイニングやリビングとのつながり、勝手口やサニタリーへの動線、窓から見える景色など、毎日の生活スタイルを考えながらプランニングすることが大切なのです。

空間のプランが決まってくると、おのずとキッチン(システムキッチンなど)の開口寸法も明確になってきますので、商品選びもより具体的に見えてくるのです。その上で、予算や使い勝手を考慮しながら、扉材やキャビネット(ユニット)、ビルトイン機器という順序で考えていくというのが失敗しないコツなのです。

多くの方が取り入れるシステムキッチンの場合であれば、間口サイズなどから基本(標準)プランを選び、扉やカウンター、水栓金具など、ひとつひとつ選択していくのです。シャールームなどでは、プランニングしやすいシュミレーションなども用意されていますので、設計者やアドバイザーと相談しながら、順序に沿って選ぶようにして下さい。

キッチンそのもののプランは、I型・Ⅱ型・L型・U型・アイランド型などに分けることができるのです。キッチン空間の広さやダイニング空間のつくりなどを考慮してどのタイプにするか検討することが望ましいのです。

トイレのアクセサリー選びのポイント

トイレットペーパーホルダーやタオル掛けなど、トイレには便器や便座などの衛生設備機器だけでなく、細かなアイテムも必要なのです。最近では、使い勝手はもちろんですが、個性的なデザインも多くみられ、空間のアクセントとなることもあるのです。そこで、トイレアクセサリーの選び方を考えていくことにしましょう。

トイレアクセサリーとは、一般的に、トイレットペーパーホルダーやタオル掛け、フック、鏡など衛生設備機器以外に必要なアイテムのことをいいます。素材には、金属製、樹脂製、木製、陶器製などがあり、メーカーからはデザインシリーズで提案されている商品が多くあるのです。

トイレットペーパーホルダーには、ペーパーひとつを設置するもののほかに、2連タイプもあるのです。タオル掛けには、バータイプのものや、リングタイプや横から掛けることのできる形状などがあります。

より快適性が求められるようになってきたトイレ空間は、衛生陶器をはじめ、トイレアイテムのデザイン性も高まってきているのです。アクセサリーも、商品バリエーションが豊富になり、水まわりメーカーだけでなく、DIYショップやネットショップなどでも手軽に購入することが可能なのです。

最近のトイレアクセサリーの傾向は、シンプルでモダンなデザインが主流となっており、スッキリとしたデザインの木製品やシャープな金属製のものなどもあり、国産だけでなく輸入品にも魅力あふれる商品が豊富に揃っているのです。

そのほか、手洗い器を設置するカウンターや手すりなどに組み込まれているペーパーホルダー、便器や便座のリモコンスタンドに設置できるタイプなど、個性的なデザインもあります。

選ぶ際には、使いやすさはもちろんですが、トイレ空間全体の雰囲気に合わせたデザインを選ぶようにして下さい。

効果的な通風とは(4)

自然の風が通り抜ける住まいは、住んでいて心地よいものがあります。ところで、風通しのよい住まいづくりで忘れてはいけないのが、敷地の特性と周辺の環境を把握することなのです。家を建てる敷地の風の流れ、季節による変化などを調べておくことが大切なのです。また、せっかく窓を設けても、隣家が迫っていたり、塀に囲まれていて風が通り抜けにくいといったケースもあるのです。窓の配置は環境を考慮してプランニングするのが基本なのです。

たとえば、通風を確保するために中庭を設け、敷地全体に風が通り抜けるようにしたり、風通しのよいフェンスの形状を選ぶなどの方法も必要になってきますので、住まい全体をトータルで検討することが重要なのです。

しかし、窓を上手に配置しても、住まいの中が風を遮るようなプランになっていては意味がないのです。取り込んだ風を効果的に行き渡らせるには、出来る限り開放的な間取りとするのが理想なのですが、室内建具やドアなどは必要なものですので、取り付けないという訳にはいかないのも現実なのです。そこで、開け放すことができる引き戸タイプにしたり、開閉できる欄間付の建具を取り入れるなどの工夫により、家の中に風が通り抜けるような住まいを実現することができるのです。また、バスルームや洗面所などの水回りや納戸といった場所は、ガラリ付の建具を使用するのも一つの方法なのです。

また、部屋を仕切る際には、可能間仕切りとして開放できるようにしたり、格子ルーバーなどで緩やかに仕切るというプランもあるのです。さらには、階段に蹴込み板がないものを選んで、出来る限り空気が滞留しないようにするなど、部屋全体に風が通るようなプランニングを心がけることが大切なのです。

効果的な通風とは(2)

風の通り道を確保するといっても簡単にはできない場合があります。そこで、メーカーの商品にはあらかじめ上下に開口部を設けて風を通す工夫をした窓サッシなどが提案されています。縦に細長い窓の上下が開閉でき、また、スリットを設けるなどして通風を図るものです。湿気が溜まりやすい洗面室などに設置するのが最適だと言えます。

風通しのよい住まいづくりで忘れてはいけないのが、敷地の特性と周辺環境なのです。事前に、敷地の風の流れや季節による変化などを調べておくことが大切なのです。また、せっかく窓を設けても、適した形状でない場合、風を取り込むことがでいない場合もありますので、窓の位置や形状は、環境を考慮してプランニングすることが重要と言えるのです。

メーカーからは、引き違い窓では取り込むことができない流れの風を、縦型の滑り出し窓を設けることで、室内に風を呼び込むなどの提案もされているのです。開いた窓障子が風を受け止めるため、風を取り込む効果が高いといえるのです。

また、吊元を工夫することで、スムーズに風を取り込むことができるのです。スリムな縦滑り出し窓をFIX窓などとつなげて連窓としたり、滑り出し窓を縦に並べた商品などもあります。

風を取り込む機能を重視した窓サッシは、各メーカーから提案されていますが、周辺環境や間取りプランを十分に検討し、適材適所に取り入れることが大切なのです。 

また、窓だけではなく、玄関扉や勝手口扉でも通風可能な商品が提案されていますし、室内建具で風を通す扉や欄間なども増えてきているのです。住まい全体をトータルに考慮し、それぞれを設置した場合の効果などを設計担当者に確認しつつプランニングすることが大切なのです。